頑張らないように頑張る。
頑張らないでいいって言われたら、案外簡単じゃないなと思います。
実践してみると体感できるかと思います。
朝起き上がるときだって、身体が重い時はよっしゃ頑張って起きるかってな具合で心の中で呟いていることに気づくのです。あらっ、頑張ることって癖みたいになってるかも。
子供のころから自分を奮い立たせる時には頑張ろう!と言ったり、学校でもみんなで一緒に頑張りましょうとか、とにかく頑張るって本当によく使う言葉だったというか、普通というか、みんな頑張ってるし…みたいな感じでしょうか?
私が、最近頑張らないように頑張っている理由
- 頑張ると、リラックスから遠ざかる
- 頑張ると、人にやさしくできない
- 頑張ると、心が疲れる
- 頑張ると、頑張っていない人にイライラする
とにかくイライラしてしまったり、家族や人へのジャッジが入る自分が登場してしまいます。そしてとにかく疲れる。頑張ると疲れるんです。当然ですが、どっと疲れるんです。スポーツのような爽やかな疲れじゃないいんです。重いんです。
頑張って何かをすると、頑張ることが癖になり、頑張れないときは自己否定に繋がりますし、頑張らなくちゃと焦ります。リラックスどころではありませんね。
頑張らないように心掛けるくらいでちょうどいいのかもしれません。
頑張らないメリット
自分の中に主体性が生まれる。私の中ではこれが一番のメリットです。
やりたくてやっている。
自分が決めてやっている。
その感覚が大事だと思います。『頑張る』ってどうしても少し嫌だなって気持ちが混じっているように思うんです。つまり、我慢。
我慢するから不満がうまれ、頑張っていない人を見ると責めたくなったりしてしまうのではないでしょうか。
全く同じ行為でも、なるべく頑張らないでやりたいのです。
同じ状況でも、頑張らない方向で、我慢ではない思考へと自分を導いてから行動する。
同じ行為でも、どういう意図をもってするのかで、頑張っているのか頑張っていないのかを自分で決めることができるのだと思います。
本当に小さなことから実践しています。
例えばキッチンに洗い物の山。
「はぁ~、さて頑張って洗うか…」と何も意図せず洗い始めるのか。それとも…
「洗い物の山を片付けたら気持ちがいいだろうなぁ~。達成感もあるだろうなぁ。
洗い物しながらイヤホンつけて好きな音楽でも聞こうかな~。」
と洗い物の山に対して寧ろやりたいと意図してからするのか。
洗い物の途中で子供たちが騒いだりした時も、前者のままだと「こっちはあなた達が食べたあとの片づけやってるのに‼‼‼」と何故かイライラし始める可能性が高いです。私の場合ですが。
でも、母親だからとか専業主婦だからとかいう責任感からではなく、主体性をもっていい気分を意図してから洗い物を始めると、不思議と何も気にならないんですよね。
結果、頑張ってないからだと思います。
モチベーションをあげるというのと似ていますがちょっと違います。私も時々分からなくなりますが、やりたいな、やろうかなと自然に思えるまで可能な限りやらない。という感覚です。
日常生活において、なるべく「頑張る」を減らすことが自分にも人にも優しくなれる秘訣ではないかと思っています。
もちろん日々練習ですが( ;∀;)
かつてフルで仕事していた時の自分が、未来の自分は頑張らないように頑張っているらしいと知ったら、頭が?マークだらけで理解できないだろうなと思います。
今色んなことに頑張っている方は特に受け入れがたいかもしれません。
真面目で頑張ることだけが私の長所ですとか面接の度に言っていた私。
そうだったそうだった、記事を書いていて思い出しました(^^;
人って変わるんだなぁ。
最後までお読みいただきありがとうございました(*^^*)